オンラインショップが見れない、というお客様へ
以上の現象が発生する方は、
● | ご利用のプロバイダ(ISP=インターネット回線業者)もしくは、社内のネットワーク管理者へ相談するようにして下さい。 |
ネットワーク管理者に相談する時に、以下の内容を申し伝えてください。
1. | 発生しているエラーは「 DNSサーバーの名前解決ができていない 」というエラーです。 |
2. | 名前解決ができない原因はDNSサーバーにおける重要な設定ファイル root.cache(ルート・キャッシュ)等のファイルが古いためと考えられます。 |
3. | root.cache(ルート・キャッシュ)等のファイルの修正をお願いします。 |
【経緯について】
ごくまれに、弊社WEBサイト上からのリンク「オンラインショップ(Seiさんのお店 総本店 www.seishop.jp)」を閲覧することができない、アクセスすることができない、とのエラーによりお客様から弊社へお問い合わせを頂くことがございます。
オンラインショップ(Seiさんのお店 総本店 www.seishop.jp)は、国内最大手のインターネット業社GMOグループの強固なサーバー内に設置されており、メンテナンス中でも閲覧できなくなることはほとんどありません。
本件について原因を調査したところ、お客様側のPCで利用している「DNSサーバー」のバージョンが古いため、大元のDNSサーバー側で www.seishop.jp の名前解決ができていないエラーが考えられます。
DNSサーバーにおける root.cache ( aka. named.root named.ca )等ファイルで設定している世界の主要DNSサービスのIPアドレスは2007年以降、頻繁に更新されています。
もし、ご利用のDNSサーバーの設定が古い状態のままである場合、比較的新しいドメインやIPアドレスの名前を解決することができず、これらにアクセスしようとしてもそれらWEBサイトまで到達できない可能性も高くなります。
【解決方法】
DNSサーバーの root.cache 等ファイルを最新のものに修正してください。
root.cacheに関しては以下から直接ダウンロードできます。
- ftp://rs.internic.net/domain/named.cache
- ftp://rs.internic.net/domain/named.root
- ftp://ftp.internic.net/domain/named.cache
- ftp://ftp.internic.net/domain/named.root
BINDで運用されている場合、root.cacheを更新する為にはnamedプロセスの再起動が必要です。
|設定のヒントとして|
root.cache 等のファイルを更新しても、DNSキャッシュの情報が自サーバーに反映されるまでにはしばらく時間がかかるようです。設定を変更した直後に、アクセスできない問題、が解決するとは限りません。
そこで、もし、自前のDNSサーバーで名前解決できない場合、外部(お使いのISP提供のプライマリDNSやセカンダリDNS)を使うように、自前のDNSサーバーで設定してしまう方法があります。
BINDをお使いの場合は、/etc/named.conf の設定で、
options {
directory "/var/named";
allow-query {
xxx.xxx.xxx.xxx;
};
// 自前で名前解決できない場合、外のプロバイダのDNSへ問合せる設定
forwarders {
XXX.XXX.XX.XX; // ご利用のISPのプライマリDNSのIPアドレスなど
XXX.XXX.XX.XX; // ご利用のISPのセカンダリDNSのIPアドレスなど
};
};
・・・という設定方法です。
これは会社内LANのDNSサーバーを用い外部のインターネットサイトに接続するような会社などでは、自前のDNSの名前解決ができない場合に有効な設定方法です。
――――以上