秋山さんは防災というものを日ごろどのようにお考えですか?
企業のリスクマネジメントを支援している立場から言うと、大災害はある一定の頻度でかならず起こり、経営に大きな影響を与えます。
「最悪の場合には、事業継続が困難になり、お客様に商品を提供できなくなってしまうこともあります。
そうなると、企業の中核社員は不眠不休の復旧作業を行います。
止まってしまった情報システムの復旧、ずたずたになった物流ルートの回復、従業員や建物の安全確認、企業が生きていくための資金の確保など、企業経営のすべてに一度に対応しなくてはならないので、本当に大変です。
そんな中で食事は大きな問題になります。普段なら、街にはレストランもあれば、立ち食いソバ屋もやっています。パン屋もあればコンビニにも食べ物があふれています。
しかし、大災害時にはそれらはありません。仕事に没頭する社員の食べ物は企業が調達してこなくてはならないのです。