新型インフルエンザ ニュース速報

---

WHO豚インフルエンザA/H1N1警告レベルをフェーズ4に引き上げ [ 2009年04月28日 ]
« 前の記事へ | 次の記事へ »  

2009年4月27日 WHOより
世界保健機構(WHO)は、豚インフルエンザに関する緊急委員会を2009年4月27日にジュネーブで開催し、感染がメキシコ、米国、カナダに拡大した状況を踏まえ、警告レベルをレベル3からレベル4(人から人への感染が増加していることの証拠がある)に引き上げた。この決定は、人から人への感染を証明する疫学データと、ウイルスが地域レベルでの感染拡大に結びつく可能性があることに基づいたものだ。すでにウイルスは各地に蔓延し始めており一定地域での隔離は不可能であるため、感染拡大の緩和措置に注力するべきである。国際保健規則(IHR)は、国境を封鎖することのないようにとしている。渡航制限もするべきではない。だが、病気の人は海外旅行を延期し、旅行後インフルエンザの症状を発症した場合は、医療処置を受けるべきであろう。季節性インフルエンザワクチンの生産は続行するべきであるが、状況の変化によって再評価の必要性もでてくるであろう。