第35回TSUNAGU食堂(2025年3月)報告紹介|サバイバルフーズの社会貢献活動
TSUNAGUプロジェクトでは、毎月の食堂開催以外に、25年保存可能な美味しい備蓄食「サバイバル®フーズ」やお米券を数カ所のこども食堂にお届けしています。
今後も全国に、サバイバルフーズを備蓄する子ども食堂が増えるように、私たちは支援を続けてまいります。
*TSUNAGU食堂報告紹介一覧はこちらから。

アジア環境整備機構との昆布コラボイベント。お弁当や各種食品、お菓子など無料配布
第35回TSUNAGU食堂報告 ~こども食堂の防災拠点化を目指して~
TSUNAGU食堂は、こども食堂の防災拠点化を目指し、防災に関する知識をより実践的に学べるプログラムを提供しています。
災害時には、普段の生活を送れるようにすることが大切です。そこで、25年保存可能な備蓄食「サバイバルフーズ」をご紹介し、お子様向けにはお菓子、大人向けには嗜好品の備蓄も推奨しました。防災クイズでは、防災リュックに入れるべきものや、災害後の生活再建について考えました。災害はいつ起こるか分からず、その影響も予測できません。だからこそ、「普段から常に備えておく気持ち」が大切なのです。
TSUNAGU食堂では、今後も防災に関する知識を深め、地域の方々が助け合える場を提供していきます。今回で40食分のサバイバルフーズをお届けしています。
イベント内容と参加者の様子
今回も定員を大幅に上回る85名の方にご参加いただき、大盛況でした。地域の皆様の温かいご支援、誠にありがとうございます。特に、今回は参加者の方がサポートスタッフとして加わってくださり、地域コミュニティの絆がより一層深まりました。
イベントでは、地元金沢漁港で水揚げされた昆布の試食会を開催しました。昆布は、森林の4~5倍ものCO2吸収能力を持つ、地球温暖化対策にも貢献できる食材です。子どもたちは、採れたての昆布の感触や香りに驚き、茹でると鮮やかな緑色に変化する様子に歓声を上げていました。試食では、ポン酢和えや煮付けが大変好評で、子どもたちは昆布の美味しさに舌鼓を打っていました。
昆布クイズでは、昆布の歴史や栄養、調理法に関する問題を出題し、子どもたちの興味を引き付けました。最後の問題「コンブのCO2吸収量を増やすために、私たちにできることは?」では、①コンブをたくさん食べる、②海を汚さない、③コンブの養殖を応援する、の全てが正解であることを解説し、子どもたちと昆布を大切にすることを約束しました。
参加者の方からは、「昆布嫌いだった子どもが、TSUNAGU食堂の昆布をきっかけに食べられるようになった」という嬉しいお声もいただきました。今回の企画が、昆布の普及活動に少しでも貢献できたことを嬉しく思います。
お土産には、HACHINANA KITCHENさんのお弁当や、フードバンクかながわさんからの支援物資、レベルアッププロフェッショナルなどを配布しました。
こども食堂×防災の取り組み
TSUNAGU食堂は、単なる食事提供の場ではありません。私たちは、地域のこどもたちと住民の安全を守り、災害に強い地域づくりに貢献することを目指しています。そのため、防災に関する知識をより実践的に学べるプログラムも積極的に展開しています。
こどもたちが楽しみながら学べる企画も充実させ、地域の人々が繋がり、助け合い、共に成長できるような場所を目指しています。笑顔あふれるTSUNAGU食堂が、災害時には地域の皆様の拠り所となる。そんな未来を、私たちは地域の皆様と共に創り上げていきたいと考えています。
本活動は、地域の皆様、そしてご支援いただいている企業の皆様の温かいご協力があってこそ成り立っています。これからも、こどもたちの笑顔と地域の安全を守るため、TSUNAGU食堂は歩み続けます。


素材提供:TSUNAGUプロジェクト 様